伊東にある「バブルの宴」が残した危険

伊豆と伊東の話

海ヒト人:バブルの宴が残した危険な場所「軍艦マンション」を探索

伊東にある「バブルの宴」が残した危険
実は、私たちの家から歩いて2分ほどの通り道に、無造作に朽ち果て景観を損ねた広大な空き地があるのです。これは一体なに?どうやらこれは廃墟マニアに有名な通称「軍艦マンション」であることが判ったのでした。 完璧な塩漬け状態となったこの広大な敷地の謎と、まかり間違えば熱海の二の舞になりかねない危険に迫ってみます。

 

 

 

熱海の話は他人ごとではない
私たち夫婦は、伊東と言うハーフビレッジに越してきて、いいことばかりの連続なので、伊東の地には感謝の気持ちでいっぱいなのです。

 

出来ることなら伊東のネガティブな話は避けて通りたい、けど、熱海の異様な出来事を見るにつけ、嫌な予感を彷彿させるのです。

 

私たちの家から歩いて2分ほどの通り道に、無造作に朽ち果てた気になる広大な空き地があるのです。

 

ここがマンションの入り口となる筈だったのです。ここは中を覗くこともできない危険な状態です。

 

これこそは、一度も日の目を見ずに頓挫の憂き目にあってしまったという、バブル崩壊を絵にかいたような哀れな残骸の光景なのでした。

 

いわゆる塩漬け状態のこの空き地の面積は、大型マンションが3棟以上建てられるほどの規模で、かなり大規模な開発が予定されていたことが伺えます。

 

好奇心旺盛な私たち夫婦は、これは一体なんなの?ここに何が建つはずだったのだろうか?なんてことを疑問に思ったりしていたのでした。

 

そんなこんなで、この正体は、「ロワジール伊東赤坂」というリゾートマンションであることが判ったのです。

 

全体写真、いかに広大な敷地であるかが判ります。この土地が塩漬けのまま無残に放置されているのです。

 

マンション予定地は真ん中の長い谷の部分、上の住宅地は約40mの高さの絶壁に建っているのです。

問題は、上の山が崩れた場合、一気に土砂が手前の住宅地に押し寄せるということです。

 

軍艦マンション
この「ロワジール伊東赤坂」を検索すると次々と出てきて、廃墟マニアには、「軍艦マンション」の異名で結構有名らしいのでした。

 

しかし、廃墟マニアの興味は、一番上の完成間地かだった高台にある外観のある「軍艦マンション1号(仮名)」だけのことで、土台だけが残されているメイン棟などのことは対象外なのです。

 

私が問題視しているのは、メイン棟に面した斜面のことなのです。

知り合いのマンションの屋上から、海よりのメイン棟の写真を撮ってみました。

ここからだと軍艦マンションのメイン棟となる筈だった海側の棟の様子が伺えます。

 

知り合いのマンションの屋上に上がって、初めて目にした軍艦マンションのメイン棟の様子です。

 

海側のメイン棟では、地面は整地され、基礎工事には型枠に鉄筋コンクリートが流されて完了状態、こうして土台が構築され、ところどころに、鉄骨がくみ上げられ、さあこれからという段階でストップがかかってしまったのでしょう。

 

こうして鉄筋と鉄骨が交差する無残な残骸となり異様な光景を醸し出しているのです。

 

鉄筋型枠を組んでコンクリートまで流し込んでしまったら、解体は容易ではない、結局このまま放置せざるを得ない状態となってしまったのでしょうか。

 

中は、何年にもわたって放置状態のままなので、大木や雑草が伸び放題となっており、建築途中の資材なども錆びて散乱しているなど、危険極まりない状態となっているようです。

 

同じ廃墟でも、ようやく鉄骨がくみ上げられた状態の中途半端なものなので、廃墟としての価値も中途半端、しかも巨大な空間を完全封鎖の状態にしているので、大きく景観を損ねているのです。

 

下の写真は、廃墟マニアに有名な上の高台に建つ「軍艦マンション1号棟(仮名)」です。

仕上がり目前の軍艦マンション1号棟、中は覗けますが、危険なのでやめたほうがいい。

 

この光景は廃墟とも違うものなので哀愁などは感じない、それは、栄華やいとなみの痕跡がないからです。

 

ただただ、ここまでやっておいて一体どうしちゃったんだい、という残念感ばかりです。

 

まあ、とにかく、バブル崩壊によって工事途中で倒産する会社は多かった。

しかし、これが都心だったら、すぐに次の買い手が現れるので、ここまでの事態は避けられるであろうが、田舎の場合はそうはいかない。

 

けど、基礎も出来上がって鉄骨を途中まで積み上げてしまっては、それを解体するだけでも莫大な費用が掛かってしまう。しかし、このまま塩漬けでいいわけはない。

 

これだけの規模のものが、開発のとん挫によって、建つ筈のものが建たなかったリスクは、環境面だけでなく、暴風などの風害や地滑りなど、あらゆる方面に波及するのです。

 

高さ30m横150mのコンクリート壁が崩壊したらと思うとゾッとする。

 

一番の問題は山が崩れる可能性
何より、塩漬けということで、山を削った急斜面の絶壁の管理がなされていないこと、
万が一これが崩壊したら熱海の二の舞になるようにも感じるのです。

 

ここは山の頂上に民家が並んでいたり、下は右側も真下も民家が集中しているのです。

ここで劣化したコンクリートが崩壊したら、山は一気に崩れ落ちる可能性もあるのです。

 

実はこの記事、熱海の大参事の前に書き上げたものなので、『近所の廃墟「軍艦マンション」を探検パート1』と題して廃墟の探検を面白おかしく紹介する筈のテーマだったのです。

 

ところが、熱海の一件以来、危険個所を興味本位で紹介するのは不謹慎と考え、冒頭のタイトルに切り替え、記事もアレンジしたというわけで、チョットアンバランスな感じとなってしまいました。

 

明日は、この「軍艦マンション」の海からの眺めなどを簡単にシミュレーションしてみます。

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