最後のフロンティアが消えてゆく

社会・国際情勢

海ヒト人:パンドラの箱を開けてしまったのは誰だ!ミャンマーの民主化は終わった

最後のフロンティアが消えてゆく
昨日の続きで、今日もミャンマーの話。今回は、ロヒンギャ問題を作りあげた元凶と軍のクーデターに至った背景を簡単に解説してみます。当時の侵略者であるイギリスは、現地人であるミャンマー人を弱体化するための策として、多くのベンガル人を特権的な身分を与えて入植させたのです。……

 

昨日の続きで、今日もミャンマーの話

 

前回もお話ししましたが、ミャンマーは人がスレていないので、住むには最高の地なのです。

 

ただ、外国人を受け入れる体制はまったく整っていないので、住宅事情、食生活など、ここに日本人が住むとなると日本での生活以上の負担がのしかかるのです。

まあ、この騒乱によって、この夢も消え果たと言っていいでしょう。

 

今回は、ロヒンギャ問題を作りあげたミャンマーの特異事情を簡単判りやすく解説してみます。

 

ロヒンギャ問題

何故こうなったのか?

 

すべては、白人たちがアジア人を軽視した諸悪の根源からくるものです。

 

 

宗主国であったイギリスは、現在のミャンマー(ビルマ)を体よく植民地化するにあたって、大多数であるミャンマー人の抵抗を防ぐ為に多くのベンガル人を入植させたのです。

 

そのやり口はいつものパターンです。

大多数のミャンマー人を農奴という一番低い地位に落とし、代わりに移住してきたベンガル人や山岳民族を優遇して政治や経済、警察などの職に就かせ、対立を誘うようミャンマー族を抑圧したのでした。

 

この影響は多大なもので、ミャンマーの独立後も20以上の少数民族が各地で蜂起し、ロヒンギャだけでなくカレン族やカチン族との泥沼の対立が続くこととなるのです。

 

 

なんでここまでの対立が続くのかは、そこに眠る豊富な資源やヒスイなどの利権が一番の問題なのです。

イギリスの植民地化以降は、70年近く彼らが統治していたという誇りと、利権を掌握していた経緯があるので、身分の低かったミャンマー族には渡したくないという抵抗もあるのです。

 

ということで、イギリスが作り上げた悪しきカーストは完全に根付いてしまったわけです。

 

これは、ロヒンギャ問題でも言えることなのです。

一番の違いはご承知の通り宗教の違い。

ロヒンギャたちは、ミャンマーに住みながらも、自分たちはミャンマー人とは思っていないのです。なので、ミャンマー語もしゃべらない。

結果的に軍の主導で追い出してしまったことで一方的にミャンマー政府が避難を浴びることとなったが、どっちもどっちの争いが長年にわたって繰り広げられてきたのです。

これはイギリスが作り上げた身分が影響を及ぼしていることは明白です。

 

インドとパキスタンの険悪さを思い起こしましょう。

ヒンズー教とイスラム教の対立を意図的に煽って、殺し合いをさせたのはイギリスの仕業ですよね。

 

それと同じく、ミャンマーのすべての対立を作りあげたのは、イギリス国家なのです。

 

そんなことは、メディアも人権派も知らない筈は無い。なのに何故、スーチーだけを非難できるのでしょうか。

 

実はミャンマー国内では、スーチーバッシングを扇動する外国メディアに対して、勝手過ぎると反発も大きいのです。

それは、スーチーさんの立場を国民は理解しているからです。

ということで、国際間でのスーチー人気は衰えても、ミャンマー国内での、スーチー人気は揺るぎないほど高いのです。

 

そうなると、ミャンマー国民は軍部が大嫌いなのか、いや、それも違う。

実は、ミャンマー国民は、軍事政権は嫌だが、軍に対して一定の評価はしているのです。

 

もし、軍が弱体化してしまったら、20以上の民族対立が存在するミャンマーは資源の確保もままならなくなり、国家崩壊の危機に晒されてしまうからです。

 

なんか複雑すぎて判らない、ロヒンギャだけでなく、他の民族の人達とも内戦が続いていたわけか、その辺の経緯を知らないと勝手なことは言えないわね。

それにしても日本のマスメディアは正しい情報を伝えなさすぎるのだよ、実は、ミャンマー軍は、軍人だけでも40万人以上の勢力を誇るトップ級の軍隊なのです。

えっ、そんなにたくさんの兵隊さんがいるの?それじゃ、その人達を食べさせていくだけでも大変よね。

ところがミャンマー軍は、ミャンマー・エコノミック・ホールディングスという国軍企業集団を持ち合わせていて、独自で経済を動かす力も持っているのだよ。

 

うわっ、なんか恐ろしくなってきた。でも、市民の抵抗は続いているのよね。

そこが眉唾なんだよ、ミャンマーの人口は5千万人以上なわけだ、そのミャンマー人が本気で結束したらあんな程度ではない筈。

抵抗運動の中心はミャンマー族と対立関係にある少数民族の連携組織なんだ。だから今一盛り上がりに欠けるのだよ。

 

外国でのビジネスは獲るか獲られるかのシビアな世界、国軍企業だろうがここを通さなければ商売が出来ないとなればキレイごとなど吹っ飛ぶのです。

皆さんこれでお判りでしょう。

ここまでの強大組織が更に中国の後ろ盾を得てしまっては潰れることなどあり得ないのです。

 

残念なことですが、また一つ中国の属国が増えてしまったと思うしかないのです。

 

パンドラの箱を開けてしまった

スーチーは76歳、復活はもうない!!!

この国にはカリスマスーチーを後継する人物は存在しないのです。

これは、メディアや人権屋を中心とする国際世論のスーチーバッシングがスーチーの焦りを誘ったがゆえの結末なのです。

 

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