スーチー率いるNLDの「にわか政治」

難民問題

令和のサムライ通信:NLDの「にわか政治」の巻

武器を持てないカリスマスーチー対ミャンマー国軍。
軍という強烈な相手と対峙するには英国のサッチャー元首相のように、何事にも揺るがない鉄の意志を持った強い指導者でないと務まらないということ、スーチーは本物の政治家ではなかったのです。

 

ミャンマー議会が招集される2月1日を見計らってクーデターを実行した軍部。

この軍のクーデターによって再びミャンマーは国際社会から疎外される恐れが出てきた。

今回も複雑怪奇なミャンマー情勢を簡単判りやすく解説してみます。

 

今迄のスーチーは常に国際世論を味方につけてきた、そしてその勢いを買って軍事政権を打倒することにも成功したのです。

しかし、ロヒンギャ問題での冷淡な対応や一向に改革が進まない民主化への失望から、味方であった国際世論までもがスーチーに幻滅しだしたのでした。

でも、ミャンマー国内ではスーチーさんの人気はいまだに凄いのですよね、何といってもノーベル平和賞受賞者ですものね。

まあ、こう言っちゃなんだけど、そもそもそのノーベル平和賞自体が眉唾の極みなのだよ、今迄ノーベル平和賞を貰った連中なんて、なんなんだコイツらはみたいな奴らばかり、その時は平和をもたらせたと言っても、どれもこれも中途半端なので、元に戻っちゃったという話が多いのです。
この賞で、平和に貢献した人なんて一握りもいないよ、けどスーチーさんだけが平和賞を返せなんて言われるのも変なんだよな。

 

スーチーさんが率いるNLDと言う政党はどうなのですか。

国民民主連盟(NLD)も、スーチーさんのカリスマだけに頼る実に政治力に乏しい情けない政党なんだよな、いつまで経っても体制が伴わない中途半端さで、思い切った策が打てないままだった。
普通、国民の総意を得て政権を握ったのであれば、軍部の穏健派に近づいてあらゆる工作を行って懐柔策を引き出すものなのだけど、NLDにはそのパイプを担う存在すらいなかったということ、早い話、NLDの連中は軍を何とかしたいという思いはあっても、誰も怖くて意見を言えなかったということに尽きる。

 

今日は、スーチーさんに対して手厳しいですね。

スーチーさんのことは、もうぶっちらけて言ってしまうと親子そろって風見鶏的なところがあるということだな、
オヤジは建国の父とかいうが、実際は日本軍の力を借りなければなにも達成できなかっただろうし、日本軍のおかけで英雄になれたということなんだ。

しかもその後は直ぐに日本を裏切ってきたしな。

 

えっ、裏切り?そっ、そうなのですか、なんで?

日本軍のお陰でイギリスを追い出すことが出来たのに、今度は日本の統治に不満を抱きだし、アウンサンは手のひらを返して日本を裏切るのでした。アウンサンの狡さは、日本のインパール作戦の失敗などを見て、敗色濃い日本よりイギリスに着くことが得策と考えてのことでしょう。

 

そうだったのですか、よくわかりませんが、そんな昔から複雑だったのですね。

スーチーさんもなんか優柔不断で似ているところがあるのだよ。
日本は全面的にスーチー政権を応援していたにも拘らず、韓国から勲章を貰ったら、日本の従軍慰安婦問題を非難したりと、あれにはホトホト残念でしかなかった。
また、スーチーの頭には、もはや日本は無く、中国の一帯一路に関しても、「中国の開発計画は国を挙げて協力したい」と中国ベッタリの姿勢を示しているのです。


NLD
の化けの皮が貼れ出した
スーチーへのカリスマは健在ですが、NLDの体制に陰りが見えるのは、経済は活性化されてはいるが肝心の民主化をスローガンに掲げる割には改革がちっとも進んでいないこと、国民の多くは政権能力に疑問を持ってしまったことは確かです。

国際世論にいい顔がしたいスーチーさんだが、軍を説得する力はゼロ、結局は双方の溝は深まるばかりで、まったく以て解決策が打ち出せない。
しまいには、指導力の欠如が露呈し、NLDでは軍との舵取りは全く出来ないということが国民にもバレてしまったということです。

NLDの頭は野党のまま
日本では、スーチー率いるNLDは、民主化の象徴のように伝えられていますが、実は、NLDは旧態依然の政党のままなので、本当の民主化を担う人材は少なく、外国などでキャリアを積んだ若手の登用も怠ってきたところがあるのです。

今回のゴタゴタの要因もそれに尽きるのです。周りが機能していないので、何でもかんでもスーチーさんが決断を求められるという硬直化したジレンマに晒されているのです。

これは、明らかに人材を育てることを怠ったNLDの誤算です。

本来のカリスマとは大きな方針に対してイエスかノーで答えるだけのもの、しかし、NLDが無能のあまり、官僚レベルの対処でさえもスーチーさんに求められてしまうのです。

更には、NLD政権体制では言論の自由が制限されたままだし、情報の開示も進んでいないのです。
結局は、NLD自体が民主化を行っていないと言われても致し方ないのです。

軍は権力の牙城に住み着いたまま
何度も言うが、軍の強気は連邦議会の議席の4分の1が軍人枠として自動的に割与えられていることにある。

また、国家権力の象徴でもある内務省や国防省、国境省の支配権も擁しているのです。

これは国軍支配下で作り上げたものですが、現憲法下でも保障されたものなのです。
これでは、NLDなど太刀打ち出来る筈もないのです。

国際世論では、スーチーこそがミャンマーのカリスマとして国を運営しているという捉え方ですが、ミャンマー国内では、未だに軍は自分達こそがミャンマーを支えているのだという自負のままなのです。

経済面での対立
政府と軍は経済面でもライバルとなっているのです。

スーチー効果で世界中の投資を呼び起こしたことは事実のこと、しかしそれは軍にとっては非常に気にくわないことなのです。

前回も話した、国軍企業の代表であるミャンマー・エコノミック・ホールディングスと政府系企業は常に競い合った関係にあるのです。

まとめ
とにかく、スーチーとNLD幹部達には、民主政治を推進する上での当たり前のシビリアン・コントロールさえも引くことが出来ないほどの有様だったことで、体よく軍の反乱を許してしまったのです。

そして中国は、今回のクーデターの実行に対し、ミャンマーの安定化を訴えるのみで、案の定軍部を非難することもなかった。

憶測の段階ではありますが、軍部は事前に中国と協議したフシが窺えます。

やはり、裏で糸を引いているのは中国なのだろうか、

「寝ぼけたジョー」はどう出るか、どちらにせよ、またまた中国だけが得する構図が出来上がってしまった。

残念ながらこの話は長期化することは間違いないようです。

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