ロングステイを諦めた理由チェンマイ編

海外ロングステイ

海ヒト人:チェンマイロングステイ断念の巻

ロングステイを諦めた理由チェンマイ編
チェンマイロングステイ断念の生々しい話。今回は、日本の自宅を売り払い、終の棲家としてタイチェンマイに渡り、1年と持たずにリタイアしてしまったご夫婦をルポした話をさせて頂きます。この話は、ロングステイだけでなく、田舎暮らしにとっても共通することで、いかに夫婦間の協調が大切かということに尽きる気がしてきます……。

 

命の値段が安い東南アジア、今日もロングステイを諦めた要因の一つとなった経緯をお話しして行きます。

海外ロングステイの話も田舎暮らしやスローライフと共通する部分が多いのでとても参考になる筈です。

 

私たちが東南アジアでのユートピアを探し回っていた10年前の話なのですが、タイチェンマイでのロングステイ断念の噂を聞き、是非参考にさせて頂きたいと、Fグループの経済産業紙の友人と一緒にチェンマイから帰国したA氏を訪ねた時の話です。

 

A氏

「今冷静に考えると、大甘で軽率な行動だった、まあ、業者に旨く乗せられたのもあるしな」

「残りの人生はゴルフ三昧だなんて、ゴルフをしない女房のことも抜きにした考えだったしな、何より、タイは物価も安いし、日本よりかはいい生活ができるし、女房も満足してくれるのではと単純に考えちゃったんだよね。」

と力なく話すのは、今回の主人公A氏66歳(当時)。

 

頭は禿げあがり見た目よりは7,8歳老けて見え、目も虚ろで覇気がまるでない、文字通り挫折者の典型を見ているようでした。

 

聞くところによると、Aさん夫婦の場合は、65歳の定年を機に、千葉県中部の一戸建て住宅を処分して、A氏の念願だったロングステイ生活を実現する為にタイチェンマイに移住したそうなのです。

 

Aさん自身は日本に見切りをつけ、退路を断った決断だったのですが、それに対して奥さんは抵抗気味だったそうなのです。

 

要は家も処分したことで、泣く泣くついて行ったという感じなのです。

 

 

「結局は言葉の壁だよね、いつまでたっても身振り手振りじゃ駄目だということ、かといって、今更タイ語なんて覚えられるわけないよ、そうなっちゃうと外に出るのが苦痛になっちゃって、買い物どころじゃなくなってきちゃったんだよね。」

 

どうやら、このご夫婦は、早くも言葉の壁に突き当たてしまい買い物自体がだんだんプレッシャーとなってしまったようです。

 

「家にいたってテレビはまったくダメだし、日本のワイドショーやドラマでもやってりゃあ気がまぎれたんだけどなあ、結局、向こうに行って3か月くらいでこんな感じになって、それ以降女房はどんどん暗くなる一方で、食も合わなくなって外食するのも苦痛を感じるようになっちゃったわけだ」


それは誰もが感じること、意味不明のテレビほどつまらないものはないし、見ていて虚しくなってくるのです。

 

「何とか、気を紛らわすために、プーケットやバンコクなどにも連れ出したのだけどね」

 

「初めてタイに訪問した時にバンコクのチャオプラヤ川の夕日に感動していたようなので、同じ場所にいって感動を呼び戻そうとしたんだ、ところがそこでの女房の言葉が強烈だった。【私はこんな泥の汚い川を美しいとは一切思わない】あーあ、これはダメだと思ったね」

 

結局、言葉以上に東南アジアの衛生観念の低さにも拒否反応を感じてしまい、食べ物も喉を通らない拒食状態となってしまったようです。

 

 

こうなると負の連鎖は止まらない、完全な引きこもりとなり、うつを発症してしまったのでした。

 

こうしてA氏夫妻は僅か1年を待たずにロングステイ生活に終止符を打つこととなってしまったのです。

 

日本に帰国したA氏夫妻は夫婦仲も崩壊状態となってしまい、完全な別居状態となってしまったのです。

奥さんは娘夫婦と同居、奥さんの容態は何とか回復に向かっているそうです。

しかし、Aさん本人は縁もゆかりもない神奈川相模地区の築40年の6畳一間のアパートに一人住まいという何とも落ちぶれた悲惨な生活を送るはめとなってしまい。

夢描いた老後の計画は完全に破綻してしまったのでした。

 

あらー、気の毒な話、それにしても旦那さんが自分勝手すぎるわね、その後のこのご夫婦はどうなっちゃったの。

このA氏、気の毒なことに7年前に70目前で他界したそうで、それも孤独死状態での発見だったそうだ。

この話は、亭主の独りよがりが招いた典型例だけど、リアル過ぎて気が沈んじゃうよな。

 

これ以外にも二の足を踏む話を散々聞かされ続けたことで、私のチェンマイでのロングステイ計画も崩れ出し、完全な断念を決断したのです。

最後に残るのは、マレーシアペナン、近々にペナンでのロングステイ断念もお伝えします。

Melody image

 

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