アフリカを完全に取り込んでしまった中国。日本との実力差を考える

ODAの実態・援助、支援

令和のサムライ通信:ODAの実態、日本と中国の実力差の巻

国際貢献という善意の名の下で繰り返される不透明な援助の実態。
今回は、日本のODAが一時期トップであったアフリカ大陸に焦点をあて、中国に水を開けられた要因と、何故、中国はアフリカ諸国を意のままに牛耳れたのかを簡単、判りやすく解説して行きます。

 

アフリカ大陸での援助に対しては、中国の台頭以前は、日本がトップの座に君臨していたのです。
しかし、実は、今の中国と同じように、日本のODAも欧米先進国から批判の的となっていたのでした。

それは、日本の場合、見境なく良い人ふりして気前よく金をばら撒くだけだったからです。

 

他国で、税金をそんな使い方をしたら国民が許さないのは当然です。しかし、日本の場合、ODAは海外で行われるので日常、国民の眼に触れることはありません。

なので、監視も行きとどかないので、杜撰な使い方を繰り返していたのです。

かたや中国も同じように内政不干渉を前面に打ち出した援助をおこなって先進国から批判されていますが、アフリカ諸国からは大歓迎を受けているのです。

確か、中国は日本のODAのマネをしていると聞きましたが、中国の場合はなんで大歓迎を受けているのですか。

どこが違うのかと云うと、中国の場合は、一切うるさいことを言わないことも確かだが、その後のフォローが旨く、しっかりと計画的に押さえ込み、交渉上手なところがまるっきり違うのだよ。
例えば、援助もしながら、さらにその国の石油や鉱物資源を大量に買って相手を喜ばせる。そして、その見返りに、大量の安い中国製品を買わせるという離れ技をやって、援助国からは中国様様の状態なのだ。

 

なるほど、その国の物を買ってあげて、なおかつ、中国で作った安い商品を買ってもらうということか、さすが中国人は頭がいいですね、日本はそういうことはしなかったのですか。

対する日本は、日本の紐付き業者を儲けさせるだけで、やりっ放しでその先に結びつけようともしなかった。
インフラの整備を行っても、それを維持管理していくための人材や設備が現地になく、やがて使い物にならなくなってしまうことの繰り返し、善人気取りだけで、何のフォローもしない。日本国内向けには、お金ばら撒いて貢献してきました、と成果?を強調するだけなんだ。
この差は歴然というか、天と地の差だよね。

 

そうかぁ、中国人は本当に商売上手なのですね、これでは日本は太刀打ちできないですね。

中国はただ、資源を買いあさるだけではなく、埋蔵された石油を精製する技術も提供しているのです。アフリカ諸国の場合、資源はあっても、売り物にするための技術も機械もないのです。それらを提供し、大勢の中国人技術者と労働者を導入して大規模プラント施設も作り上げる。このすべてを動かせるのは中国人技術者だけ、こうして、その国の資源は中国の為のものとなるのです。

 

ウワー、まるで乗っ取ってしまうようですね。

そうなんだよ、完全にベッタリとなった援助国に、今度は安い中国製品を売り込むのです。アフリカには、物を作る生産業が殆どなく、食料品の生産も遅れている。
アフリカに取って中国からの安い生産物の輸入は願ったり叶ったりなのです。
中国製品の輸入は増え続け、今や、アフリカ中が中国製品で埋め尽くされています。

因みに、中国製品を買う金は、中国に資源を売った金で支払うので、アフリカ国内には殆ど金が残らないのです。
欧米先進国からは、こうしたやり口が格差の拡大を生むだけと批判を浴びているのです。

乗っ取りの「債務の罠」
もう一つの問題は、日本のODAは無償援助(ただで金をくれてやる)が殆どで、たまに、円借款(貸し付けて返してもらう金)もあるのですが、その場合でも、日本の場合は、簡単に免除(日本人は金持ちだから、返さなくていいですよ)してしまうのです。

かたや中国の場合は、殆どが借款(貸し付けて返してもらう金)で、日本みたいにバカはやりません。しっかりと担保を取って利子も付けるのです。

これが、かの有名な「債務の罠」です。

アフリカを劇的に変えた中国の影響力
日本の援助はアフリカに大した影響をもたらさなかったが、中国の援助は、良いにつけ悪いにつけ、アフリカを劇的に変えているのです。

しかも、中国の抜け目のなさは半端じゃない、これらで相手国からの絶大な信用を取り付けたうえで、今度は、親密さをアピールし、政権内部に深く食い込んで国連での一国一票の権利を独裁者に保証するのです。

こうしてアフリカ諸国55か国の殆どは、中国のいいなりになり、国連での中国の発言権はどんどん増して行ったのです。

いやーっ、中国って本当に凄い国ですね、日本にもこういうチャンスがあったのに残念です。

中国のやり方は完全に掟破りで狡くて汚さ満載だが、それにしても、日本は間抜けすぎだよな。日本側のやる気のなさなのか、アピールが下手くそなのか、援助される側の国民に、日本の貢献は殆ど知れ渡っていないこともあるし、ただのばら撒きだけでは、相手に有難味が伝わらない、結果的に甘く見られ、舐められる結果を生んでしまったのです。

 

日本はアフリカを助けてきたのに、その功績を中国に取られてしまうなんて、なんか虚しい話ですね。

中国の場合は、国家の金を投資しているのだから、何としても成果を上げねばという意気込みと奉仕精神が見て取れるが、日本の場合は、税金だから、どんどんばら撒いちゃえといういい加減さしか感じられないのです。


日本は金を無駄にばら撒いて終わってしまった
かつて日本はアフリカ大陸で一番の援助国家だったのです。

しかし、その日本が果たしてきた功績は、中国の台頭によって完全に覆い尽くされてしまい、すべては過去のものとなり忘れ去れてしまったのです。

現実を見ると、ほとんどのアフリカ諸国の国々は、中国なくしては立ち行かないくらいに中国ベッタリと言うほどの信頼関係を築き上げているのです。

日本と中国、何故ここまで開きが出るのか、この違いは一体何であろうか。

そこには、国民の雇用までも図る国益を重視した国家一体型の国を挙げてのしたたかな戦略が見えてくるのです。

対する日本は、自分達の利権あさりと特定企業の利益の為、予算の消化という退廃した官僚精神からばら撒きを行ってきたに過ぎないのです。

これでは勝ち目は無いのは当然です。

まとめ
ということで、かつて日本が世界トップの支援を行っていたアフリカ大陸は、日本の貢献は既に過去のもので、今や中国が援助国ナンバー1なだけでなく、完全な支配化においてしまったのです。

まあ、中国のやり方はズルく汚い限りとも思うのですが、今のところ中国は喜ばれているのです。これは敵ながらお見事というしかないでしょう。

日本のODAは、金を多くばら撒いて、どうだ凄いだろと金持ちぶっただけで、何の成果もあげられていないということです。

完全な税金の無駄使いと言われても言い訳出来ないでしょう。

タイトルとURLをコピーしました