マスコミに消された総理大臣、田中角栄

マスコミは国民の敵

令和のサムライ通信:マスコミに消された田中角栄の巻

日本の歴代総理の中で、田中角栄ほど、国民に多種多様なインパクトを与えた人物はいないと断言できます。
奇抜ともいえる「日本列島改造論」を掲げ、空前の不動産ブームを巻き起こし、過疎の町に新幹線や高速道路、巨大連絡橋を整備して潤すなど、様々な公共事業での改革を勧め、土木の神様とも言われた人物です。

 

田中角栄は「すべての責任は私が持つ」と言い、強いリーダーシップを取って多くの議員立法を成立させたのです。

そして、日中国交正常化を実現した人物としても有名です。

しかし、角栄には敵も多く、ロッキード事件の発覚によって一気に政治生命を絶たれることとなるのです。

 

田中角栄の抹殺、その一番の役割を果たしたのがマスコミです。
厳密に言うと、マスコミが自民党のインテリ族や評論家たちと結託して、角栄抹殺のプロパガンダを仕掛けたのです。

このプロパガンダによって、当時の国民はマスコミが作り上げた角栄ワル説を緻密な誘導によって洗脳され、それが正しいと思い込まされてきたのです。

金権政治とかは、田中角栄首相から始まったと思っていましたが違うのですか。

そもそも、政治家の腐敗や金権体質は、何も田中角栄から始まった話ではないのです、特にアメリカ企業との交渉は、GHQやCIAのエージェントであった児玉誉士夫などの口利きが当時も続いていたのです。
しかし、マスコミの情報工作によって角栄だけが全責任を負わされたというわけです。

 

ロッキード事件とは
ここで、ロッキード事件を超簡単に説明すると、アメリカの航空機製造会社ロッキード社が、日本に航空機を売り込む際に、政治家などに約30億円の賄賂を渡していたという汚職事件です。
そのうちの5億円が田中角栄首相に渡っていたという疑いを問われることになったのです。

この発覚によって、日本中を震撼させる大騒動に発展し、田中内閣は総辞職に追い込まれていくのでした。

更に、その仲介役に闇の大物である児玉誉士夫や剛腕政商の小佐野賢治などの暗躍が明るみに出るなど、日本の交易がこうした黒幕達が牛耳っている実態が白眉に晒されることとなったわけです。

そもそも、このような闇に包まれた実態が簡単に発覚する筈はないのです。

では何故、この実態が発覚したのか、

それは、海の向こうからの裏切りがあったからです。

えっ、裏切り?どういうことですか。

それはね、コーチャンというロッキードの社長が1976年2月に行われた、米国上院外交委員会で、自社の航空機を売り込む為に、日本の政治家たちに多額の現金をばら撒いたと暴露しちゃったのです。

 

うわっ、日本国内からではなく、外国の議会で証言されちゃったわけなのですね。

そうなんだよ、日本国内なら、いくらでもすっ呆けは聞くけどね、アメリカの議会での証言ともなると、もはや逃げきりも無理だよな。
これを受けて、日本のマスコミ報道が過熱し、日本中が蜂の巣を突いた如く大騒ぎとなるのでした。

 

何かで読みましたけど、田中角栄さんという方は、自民党の中にもたくさんの敵がいたらしいですね。

そういうこと、角栄さんはやたらに敵が多かった、マスコミや敵対勢力からすれば、アメリカ議会からのお墨付きによって、角栄や取り巻きの政治家と黒幕たちを法律に法って一気に征伐する大義名分は整ったということだ。

 

そうか、それで田中角栄さんは完全失脚してしまったのですね。

こうなっちゃったら、さすがの田中角栄もグーの音も出ない、面倒を見てきた頼りの側近達からも裏切り者が続出したのです。
こうした角栄の状況を見て、マスコミと敵対勢力は勢いを増して行き世論を巻き込んで、徹底的に角栄を追い詰めたわけだ。
この時の畳みかけは執拗だった、二度と復活が出来ないよう、政治生命も奪うのでした。

 

こういう黒幕の人達がいることを誰も知らなかったのですか。

この悪しき体質はみんな知っていたよ、しかし、そこには踏み込めない壁が存在していたのです。
児玉誉士夫などの裏家業の人物に共通するのは、嘘右翼を象って強面を着飾り、金の力で世の中に睨みを利かせるのが定番なのです。その為に政界やマスコミなどにも金をばら撒き黙らせていたのです。敵対勢力にはマスコミやヤクザを使って敵を排除してきたわけです。

 

また、単なる偶然かも知れないが、この事件にも尾ヒレが付くのです。

事件後、この事件を取材していた日経記者が突然死したり、田中角栄の運転手とロッキード社との交渉のカギを握る児玉誉士夫の通訳が相次いで怪死するのです。

今もそうですが、マスコミなどは、昔から手強い相手には尻込みして追及も解明も怠ってきた。

しかし、今回はアメリカという大義を得たことで、マスコミは世論を煽り続けて、その報道は過熱し、執拗なまでの金権政治への糾弾となっていくのでした。

田中角栄は、真っ先にそのスケーブゴートにされ、10年にわたり、亡くなるまで、金権政治のお手本、闇将軍などと叩かれ続けたのです。

日本だけが何故か大騒ぎ
実は、米上院委員会で暴露され国は、日本だけではないのです。

日本以外にも西ドイツやイタリア、オランダなどの国の名前も暴露されているのです。しかし、不思議なことに他国では殆ど騒ぎになっていないのです。

気が狂ったように大騒ぎしたのは、日本のマスコミだけなのです。

今から冷静に思うと、あの過剰な騒ぎ、田中角栄バッシングは、誰が企てたのかと思うのです。

ロッキード事件の発覚によって、田中政権が崩壊すると、後続の三木武夫首相は、ここぞとばかりに国家権力の司法を動かして政敵である田中角栄を政界のみならず世の中から抹殺しようと躍起となるのです。

こうして、すべてが角栄ワルという風習を世の中に蔓延させ、角栄叩き一辺倒となったのです。

マスコミを中心に政界、司法、財界が世論を巻き込んで田中ばかりを執拗なまでに叩き続けた。
挙句の果てには、散々、面倒を見てきた側近たちの冷酷な裏切り、これでは娘の真紀子氏がひねくれて怨念と化すのも当然です。

お金の有難味を教えた初めての総理大臣
マスコミは、余りに露骨にやり過ぎた反省なのだろうか、角栄の死後、ほとぼりが冷めると、こぞって角栄を再評価したり、その功績を称えるのでした。

金権政治ばかりが強調されますが、田中角栄ほど、お金の価値を判っている人はいないし、お金を上手に使った政治家はいないのです。

お金は決して汚いものではない、角栄はお金の魅力を初めて教えてくれた政治家なのです。

まとめ
実は、田中角栄にとって、米上院委員会公聴会の発言は青天の霹靂であったのです。
というのは、角栄からすればロッキードとの拘わりなど、大した重責をおくものでも無かったからです。

何せ、角栄は賄賂を渡したというロッキード社のコーチャンとは一度も会ったことがないからです。

ロッキードの場合、角栄は、たまたま偶然に総理であっただけ、角栄だから、こうなったというわけではないのです。

しかしながら、この事件の発覚で、黒幕と言われたGHQの置き土産である悪党どもを排除出来たことは一つの光明であったことは間違いない。

何故、田中角栄は庶民に人気があるのか、それは日本で一番の大出世を遂げた太閤秀吉と被るからです。

もう、こんな人物は現れない、日本人は角栄にシンパシーを感じるのです。

タイトルとURLをコピーしました