釣られる番組「酒場放浪記」

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海ヒト人:ダラダラ感を払拭するためにも、テレビは見たい番組だけをピンポイントしたいもの

釣られる番組「酒場放浪記」
テレビ離れが続く中で、希少価値の楽しめる番組を紹介してみる。それが今回紹介するBS放送の「酒場放浪記」という吉田類というちょっと怪しく粋なオジサンが大衆酒場を飲み歩くという番組だ。この番組は、何と言っても酒場の疑似体験ができるので女性にも人気なのです。

 

てんでつまらないテレビをたまには褒めてみる。

ということで、今回お勧めするのは、BS放送の「酒場放浪記」という、ちょっと怪しく粋でもある吉田類という作家がひとりで立ち寄れるような酒場を飲み歩くという番組です。

 

 

この番組の良さは、吉田さんの粋なお酒の飲みっぷりと庶民感覚な店自慢の肴の紹介が決め手、なにより、飾り気のないところがいいのです。


通常の報道枠で紹介される繁盛店などは、リポーターがやたらに店を持ち上げるだけなので、お客目線からズレた過剰な演出が定番となっています。

しかも、余計な苦労話や自慢話なんかも挟むので、見ていて嫌味すら感じる場合もあるわけです。

しかし、この番組は嫌な雰囲気は一切ないのです。

この番組を見ていると日本人は酔っぱらい民族から卒業し、民度が大きく向上したように思わせてくれるのでした。

周りのお客もそこそこ上品で知を感じてくるし、しかも自然体なのです。

そもそも、赤ちょうちんや一杯飲み屋は、貧乏たらしくって、酔っぱらいのイメージが強いのです。

そんなネガティブなイメージを見事払拭してくれたのが、この番組だと言えます。

実は、私もそこそこの酒飲みのくせして、酔っぱらいを見るのは大嫌い、当然自分もそうでしょうが酔っぱらいを見ているとバカ丸出しに見えて腹が立ってくるのです。

しかしこの番組は、酒飲みを上品とまではいかないが、脱線したような奴が一切出てこないところがいい。

コロナ自粛で、夜の居酒屋に繰り出すことが出来ない吞兵衛はこの番組を酒の肴にして一杯やるのも乙なものです。

 

せっかくなので、ついでに大衆酒場のルーツにも迫ってみます。

大衆酒場の原点は、なんと、8世紀頃に存在していたそうです、勿論、今とは全然違う、料理のついでにお酒が出てくるという貴族の特権の話しでしょうけどね。

この大衆酒場が日本に定着したのは、江戸時代だそうです。

やはりという感じですね、270年続いた平和の時代だからこそ、お酒の文化も根付いたのでしょう。

 

 

最初は、酒屋で飲ますのが主流だったそうですが、途中から煮魚や総菜を売る「煮売屋」がお酒をおいて商売を始めたことで、大衆酒場は定着していったのです。

煮売屋酒場は、度々火災を惹き起こしてきたようで、夜間営業の禁止命令が出ていた時もあったそうです。

しかし、独身男性が多かった当時の江戸の街では、簡単な食事もとれる煮売屋酒場は、大いに繁盛したそうです。

 

不安な世の中になってきたが、お酒で憂さを晴らす時代から、粋にお酒を嗜む時代になってきたことは喜ばしい限り、大衆酒場は、これからも庶民の拠りどころでいてほしいものです。

ただ正直に言ってしまうと、実際の酒場は、ちょっとランクが上がると一見さんにはまだまだ閉鎖感蔓延なのです。

「酒場放浪記」はドキュメンタリーではない、吉田類の粋な演出があるから映えるというもの、疑似体験を楽しむには最高の番組です。

 

「酒場放浪記」はお店を去る時に句で閉めるところが粋なのよね。

 

吉田類さんは、俳句の研究会も主宰しているからね、若い頃は海外も放浪したようで、豊富な体験力がにじみ出ているよね。


ということで、今回は癒しの番組「酒場放浪記」を紹介してみました。

 

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