経済事件でよく聞く、インサイダー取引とは何か、株をやらない人でも知っておこう

経済の疑問・お金・株

今回は、安易な儲け話に乗らないよう、株に馴染みが無い人でも知っておく必要があるインサイダー取引について簡単、判りやすく説明して行きます。

インサイダー取引
インサイダー取引とは、株が上がることを事前に知っている立場の人間。例えば、その会社の経理部門で働く経理マンや幹部達が身内や仲間に情報を漏らし、事前に株を買わせて値上がりした株を売り抜けて不当な利益を上げることなどをいいます。

インサイダーは内部者という意味なのです。

こうした不当な取引を行えば、一瞬にして百万、場合によっては1千万以上の利益が転がり込みます。
よくあるケースでは、画期的な新製品の開発や外国の優良企業との提携などの事前情報漏れなどで発生します。

私は株の知識はゼロなので、インサイダー取引と聞いても、別世界の話と思っていたのですが、これって結構ニュースなどで取りあげられますよね。

そうなんだよね。実はいつまでたっても無くならないのがインサイダー取引なのです。
と言うことで、株が値上がりする情報を知り得る立場の人間が株を買うことは証券市場の信頼性を台無しにする行為であるとして、インサイダー取引を金融商品取引法166条という証券取引法で厳しく罰せられる法が定められているのです。

でも、これって素人がやろうとしても無理だし、特別な人しか出来ないことですよね。

いや、そうとも言えないのです。最初に考えるのは、それなりの人ですが、加担するのは、日頃、株に無縁な人も多いからです。
特に、そういう人達には罪の意識が薄いのです。

インサイダー取引で有名な事件と言うとどのような事件があったのですか。

インサイダー取引関連で有名なのは、何といってもホリエモンと村上ファンドが行ったフジテレビ買収に絡む事件です。
そしてNHK職員が行った特異なケースがあげられます。
NHK職員の場合は、放送発表前に事前にその情報を知る立場にいた職員が、立場を悪用して株取引を行い、売り抜けて利益を出した前代未聞の事件です。
この事件の発覚で、NHKの会長、副会長が引責辞任することとなったのです。

インサイダー取引は、何故発覚するのですか。

一番多いのは内部告発です。そしてインサイダー取引の場合は、仲間内の犯行が多いので、情報を漏らした根元やそれをもとに株を買った裾野が逮捕されると芋づる式に発覚してしまうのです。
裾野の人間の場合、自分はたまたま知り合いから儲かる株があると聞いて買っただけと、罪の意識が無く買ってしまった人も多いのです。特に、こういう人は、厳しい取り調べには簡単に屈してしまうので全容が明るみに出てしまうのです。

インサイダー取引は割に合わないわけですね。

もし、逮捕された場合、会社員の場合は致命傷になります、NHKの事件では、拘った3人は懲戒処分となりました。
また、こんなことで検察に弄ばれるのは、後々の精神衛生上もよくない。また、罪の意識が薄くて、態度が悪かったりすると、拘留期限が延長されたりするので止めた方がよいということです。

インサイダー取引は罪が重いのですか。

インサイダー取引は、執行猶予がつかない実刑判決が下される場合もあるので、場合によっては、車の死傷事故より重いかも知れません。
当然、儲けた金も没収されるし、追徴金も支払わねばならないので大変です。

ホリエモンさんの場合は、普通の人より厳しく罰せられたという人が多いのですが。

ホリエモンは、検察に逆らってばかりだったので拘留期限も延長されて、少し気の毒だった。更には、裁判所も、こいつは反省ゼロだとして2年6か月も刑務所に閉じ込められたのです。ホリエモンの場合は、成り上がりの生意気小僧であったために検察とその仲間達に貶められたと見る人もいるのです。

 

ホリエモンさんは、そもそも何で逮捕されたのですか、インサイダー取引なのですか。

ホリエモンに対しての罪は、複雑でもあるので、詳しく説明すると余計に判らなくなるので、いつもながら超簡単に説明してみます。
先ずは偽計取引の罪です。これは偽装してライブドアを価値の高い会社であるように見せかけ、投資家を欺いたということ。
そして、虚偽の有価証券報告の罪。これは、連結決算が経常赤字なのに、架空売上の計上を水増しして、黒字であるとする虚偽の有価証券報告書を提出したこと。
この二点の罪が問われて逮捕に至ったのです。
ホリエモンの場合はみせしめで実刑を喰らっちゃったということです。

そして、インサイダー取引と言うと、村上ファンドでしょう。
村上ファンドとは、元通産省官僚の村上世彰氏が率いた、企業買収、合併などを手掛けたコンサルティングのことです。
フジテレビの買収などでホリエモンと共に名前が挙がったのが村上氏なのです。
村上氏は、物言う株主として、敵対的に企業買収を行うことで恐れられた凄腕の存在だった。
このうるさい二人が拘ったら、どの企業も戦々恐々となるのは当然のことです。
しかし結局、村上氏もインサイダー取引の発覚によって失脚することになるのです。

まとめ
こうして、インサイダー取引が発覚してしまうと罪に問われるだけでなく、信用も失うことになるので、超のつくプロである村上氏といえど、証券業界はもとより世の中からも退場と言うことになるのです。

株は常にリスクがつきもの、とにかく、こんな抜け駆けが存在していたらバカバカしくて株なんてやっていられません。
インサイダー取引は、証券市場の信頼性を揺るがす悪そのものなのです。

最後まで見て頂き有難うございます。
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