インフレとデフレを超簡単に解説

経済の疑問・お金・株

インフレそしてデフレとはナニか、ほんの少しだけでも知っておくことで世の中の流れが見えてくる。

インフレとデフレ、日常にありふれた言葉なので、今更、人に聞きづらい典型かも知れません。今回は、このインフレとデフレについて簡単、判りやすく説明して行きます。

インフレのことは、インフレになったら、国のお金の価値が下がるというくらいで、たぶん今の日本には当てはまらない話と考えていたのです。
というか、実際は、そんな簡単なことでは無いとは思いつつ、意味がよくわからなかったのでスルーしていたわけです。なので、ここで教えていただくとうれしいです。

インフレのことは学校で習った気がするが、殆ど記憶もないし、覚えているのはせいぜい教科書に載っていた1930年代の世界大恐慌の暗く貧しい写真くらいという感じでしょうか。
今だと、ベネズエラで起こった国家破綻で紙幣が紙屑となった光景を思い起こします。
しかし、ベネズエラのような独裁国家の出来事は、日本では考えられないことなので別世界の話と思うのは当然です。ということで、多くの人は、インフレイコール悪という認識だけは持っているようです。

例えば、よくマスコミ報道などで政府や日銀がインフレに誘導するのどうのとかいう報道がされますが、え、モノが安いのに何でインフレにしちゃうのと、意味がわからなくなるのです。

それはインフレに対する極端なイメージが定着しているからでしょう。
日本の場合、慢性的なデフレ状態なので、少しでもこの状況を緩和するための調整政策という意味での軽いインフレ誘導ということなのです。
デフレによって価格を据え置きしていた企業に値上げを促して、その利益を企業内に還元させて賃金を上げさせる。こうしたことで、相対的に賃金の上昇を促し、少しでも購買意欲に結び付けようという狙いなのです。

先ずはインフレとデフレを超簡単に説明して行きます
あり得ませんが、日本でベネズエラのようなインフレが起こった場合、円が暴落してしまい、海外からモノが調達できなくなります。

たとえ、調達できたとしても、今まで100円で買っていたものが、200円になったり、300円で買うことになるわけです。下手すると1000円になってしまうかも知れません。
酷いインフレになるとこうして円の価値は限りなく落ちていくことになるわけです。

しかし、インフレにも利点はあります。その典型が輸出産業です。円安になれば一瞬で儲けが大きくなるからです。また、円が安くなれば外国からの観光客が増えて観光業は潤います。

一方、現在の日本は、デフレ状態です。
デフレの場合は、インフレの逆で、円の価値が上がって円高となり、海外からモノが調達しやすくなります。そして何より物価も安くなるので、一見は庶民にとっては大助かりな感じがします。
更に、デフレ時は金利が低いので、ローンやお金を借りる時も利息が安くて済みます。

しかし、逆に輸出に対しては不利になることで、極端なデフレ状態になってしまうと日本の基幹産業である自動車や様々な輸出部品に弊害が及ぶことになるのです。

だけど、モノが安いのだからデフレがいいに決まっていますよね。

いや、そうでもないのだ。モノが安く買えることは非常に喜ばしいことだけど、問題は自分たちの給料も上がらなくなるということなのだよ。輸出が頭打ちになると、自動車などの大企業の業績は軒並みダウンすることになるからね。そうなれば、真っ先に削られるのは人件費ということ、当然そこからリストラが流行りだすわけなのです。

 

給料が上がらないボーナスもカットということは、必然的な防衛手段としてモノを買うことを控える傾向になるので、結局は経済が停滞して行くという悪循環に嵌まっていくのです。こうして、デフレが長引くと賃金が上がらないことで日本の経済も活性化されず低迷して行くこととなるわけです。

昔はお金を銀行に預けるとたくさん利子が付いたようですが、今はほとんどありません。これもなにか関係があるのですか。

通常、インフレになると金利を引き上げ、デフレになると金利を引き下げるのが普通だ。
日本は長らくデフレの状態が続いているので、金利を引き下げる金融政策が実施されているわけ。なので、銀行にお金を預けても、利息は殆どつかない状態だよね。
もはや銀行に預けるのは金利目当てではなく、安全面の視点からというのが常識です。

これがインフレとなると話は逆で、金利引き上げに向うのです。
日本の場合デフレ前は、年4%台の高金利時代もあったので、インフレで恩恵を受ける人は多かったわけです。

緩やかなインフレになって給料が上がりだすと、不動産や株の市場が活性化するので、値上がり益の期待が持てるし、不動産ローンの返済も軽減されることもある。
ただこれには、消費や需要の拡大があって給料が上がることが前提で、これが無いことには当て嵌まらない。
政府は、デフレ対策を行っているとは言っても、その効果が見込めるのは公務員や大企業ばかりで、中小企業や庶民にとっては、モノは上がるのに給料は上がらないという現実は今のところ変わりません。

インフレになっても、まさか日本がベネズエラのようになることは無いのですよね。

それは無いでしょう、ベネズエラの場合は、ただのインフレではなく、もっと遥かに上段なハイパーインフレという状態なのです。
そもそもベネズエラという国は、石油だけに頼った国だったので、国内産業を育てなかったのです。こうしたことで、石油が値下がりしたら、にっちもさっちもいかなくなるのです。
加えて、政治家が社会主義共通の経済音痴過ぎたことも挙げられます。

もしインフレになった場合の対処策とすれば何があるのですか。

日本もいずれはデフレから脱却してインフレになると推測されます。
インフレになって強いものを挙げると、不動産はインフレの際には資産が高まるので有利と言えます。
また、金もインフレに強いでしょう。そして株です、インフレの場合は、お金の価値が下がっても株価は上がりやすいのです。特に賢い選択は、気配を感じたら事前に外貨にスライドしておくといいでしょう。

とは言っても、専門家の先生達でも目測を誤るくらいなので、経済の流れを読むことはとても難しいのだよ。


まとめ
今回は、インフレとデフレを簡単に解説してみました。

政府が言うインフレとは、経済の活性化を促す緩やかなインフレのことです。モノが値上がりするのは困りますが、給料が上がれば納得しますよね。

しかし、現実の小手先だけの対応では、相変わらず公務員や大企業とその従業員だけが潤うだけで、我々庶民にはおこぼれも回ってこないのが現実です。
出来ればこの閉塞感からそろそろ脱却しないとならないのですが、安倍政権も野党も心もとない限りです。このままでは、中国にどんどん差をつけられてしまいます。

最後まで読んで頂き有難うございます。
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