FRBとは、どういう組織なのか、やたらニュースに出てくるFRBに迫ってみる

経済の疑問・お金・株

今回は、今更人に聞きづらいFRBの存在、トランプ大統領はFRBを非難していますが、何かあったのでしょうか、そしてトランプ大統領と犬猿の仲となってしまったFRBパウエル議長との確執に触れ、簡単、判りやすく解説してみます。

FRBという名前は、結構頻繁にニュースで耳にしますが、アメリカの財務省?日銀?という感じくらいで、恥ずかしいのですがほとんど知りません。

FRBは、確かに日本で言う日銀のことで、アメリカ合衆国の中央銀行制度のことなのです。
しかし、その権限は日銀の比ではないくらいに絶大なのです。
本部は、ワシントンD.C.にあり、全国の主要都市に散在する連邦準備銀行を統括しているのです。
現在のFRB議長は、トランプ大統領と仲の悪いジェローム・パウエル議長です。
FRBは連邦議会の下にある政府機関であるのですが、日銀とは違い紙幣の発行は行っていません。

FRBは世界経済を掌握している強大組織
FRBとは、政府からの干渉を受けない独立した立場にあり、世界の経済市場を一瞬にして動かす程の影響力を持った強大な組織なのです。

FRBは年に8回、FOMC(連邦公開市場委員会)と呼ばれる会合を開催して、利上げや利下げなどの金融政策を決定しています。
このFOMCで決定された政策は、世界中が注視するほど重要なものなのです。

FRBの動向が常に注視されるのは、FRB議長の一言の影響で世界中のマーケットが動き出すからです。
FRB議長の発言やFOMCの決定によって、NYダウは即座に反応して、世界中の株価も影響を受けることになるのです。

勿論、この動向を見て、日本の日経平均株価も大きく上下し、円相場やユーロ、石油などのあらゆる相場も影響を受ける事となるのです。

ということで、FRBの動向は、アメリカだけでなく、あらゆる国の価格変動に影響を及ぼすことで、世界中のメディアや投資家が常に注視しているというわけです。

世界通貨ドルを動かすのはFRB
世界の基軸通貨であるドルを動かしているのもFRBなのです。

実は、貿易などの国際取引の主流はドル決済なので、自国通貨では殆ど取引は成立しないのです。

ドルを管理しているのはFRBなので、ここでもFRBは強い権限を行使できるのです。ここでFRBが望ましくない取引であると判断を下せば、その取引は無効となるのです。ということで、FRBはドル取引の監視役も担っているのです。
特に経済制裁国の取引には厳しく目を光らせています。

更にFRBは、アメリカ国内の銀行や金融機関を厳重チェックしていることで、国際決済の流れのすべてを把握することが出来るのです。
そうなると、ドルでのあらゆる国際決済は、一瞬にしてFRBの知るところとなり、FRBが好ましくないと判断を下せば、貿易禁止となり、取引禁止差し止めが出来るということなのです。

アメリカと仲が良くない国の人達も、アメリカにお金を預けたりしていますが、なんか不思議な気がします。

アメリカが大嫌いと言いながら、それでも多くの国の独裁者達がアメリカに資産を預けるのは、何だかんだ言っても、強いドルは一番だし、破綻のリスクが少ないアメリカに預けるのが一番安全だからです。

 

トランプ大統領とFRBの議長はなんで仲が悪いのですか。

何故、トランプ大統領とパウエル議長は仲違いしたのか、それは、トランプ大統領としては、景気を拡大させる為に、思い切った利下げを期待しているのですが、それに対してFRBのパウエル議長は、景気は今のままでいいと利下げに懐疑的なのです。
政府としては、一刻も早く利下げを行い、景気を拡大させて成果を示したいわけです。

トランプ大統領は人選を誤った
実は、FRBのパウエル議長は、利上げ主義の急先鋒の人なのです。

利下げなど時期尚早、いきなりそんなことをやったらインフレになるかもしれないので、それは出来ないと対立しているということなのです。
実は、日頃から利上げの主張を散々行ってきたパウエル議長のメンツがあるので、簡単に折れるわけにもいかないのです。

トランプ大統領は、経済政策に大胆な緩和策を打ち出していますが、それに待ったをかけているのがFRBのパウエル議長ということです。
このパウエル議長、大統領の恫喝にもひるまないところは凄いが、今迄、散々利上げの主張主義者として鳴らしてきた手前、議長になったら利下げとは言いづらいわけです。

何をやってもメディアからは叩かれるトランプ大統領
利下げを主張して景気を拡大させたいトランプ大統領の政策に対してメディアは、一斉に反発して、大統領選へ向けた人気取りだと非難したのです。

しかし、こんなことは歴代の大統領でもやっていることなのに、トランプ大統領だと私欲塗れで卑しい行為とされてしまうのです。

メディアの報道では、トランプ大統領が一方的に、パウエル議長を恫喝しているように編集されていますが、通常は大統領の要望に近づけていくのが普通で、あからさまに大統領に恥をかかせる行為はあり得ません。
第一、今の経済状況では、利下げをしたところでインフレになるなどあり得ません、パウエル議長も相当したたかな人物なのです。

対するトランプ大統領はツイッターで「NYダウは125ドル上昇し、一段高となる勢いだったが、例のごとくパウエル議長がしゃべり始めてからは着実に下落し、今は15ドル安になっている」とかぼやいているのです。

それにしてもトランプ大統領ほど、矢継ぎ早に公約を実行する大統領もいません。それらのすべてを人気取りと片付けるメディアも異様すぎます。

トランプ大統領は、パウエルさんを選んで失敗だったと感じているのでしょうか。

そりゃそうです、トランプ大統領からすれば、こんな石頭野郎を選ばなければよかったと後悔の限りなのです。FRBは、政府から独立した強い権限を持つ機関なので、大統領といえども強くでることが出来ないので、さすがのトランプ大統領もツイッターでの攻撃に留めているという状況なのです。

まとめ
アメリカ大統領の要望にも首を縦に振らないFRB議長の権力の強さ、いかにFRBの存在が強大であるかがご理解いただけたでしょうか。

アメリカを大嫌いな中国やイランやロシアもFRBの動向を無視など出来ないということです。

最後まで読んで頂き有難うございます。
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