戦後の悪しき風習「妬みの文化」

経済の疑問・お金・株

令和のサムライ通信:「妬みの文化」の巻

今回は、派手にやり過ぎると出る杭は打たれるという日本特有の閉鎖性に迫ってみます。
そもそも日本の社会は、日本人全体が金持ちや成功者に対して嫉む傾向があり、妬みの文化が習慣として出来上がっているのです。
なので、あいつはズルをしているから儲けられたのだという勝手な疑いを持ってしまう傾向があるのです。

 

日本のビジネス界は閉鎖的、それを一番感じたのが、ホリエモンやコムスンの折口氏に対しての執拗ともいえる冷淡さでした。

日本の経済社会は、未だに若者や新参者の成功に対して非常に冷淡で閉鎖的なのです。

若者に対しては生意気、新参者に対してはよそ者と決めつけ、その成功を率直に喜ばないのが日本の習慣です。

 

マスコミの餌食
コムスンの折口氏、ホリエモンの場合は、目立つことをすると新参者はとことん叩かれるという典型です。

特にホリエモン以降、若手のベンチャー起業家達の派手さは消え、地味に立ち回る人が増えてしまい、一時期は起業に対するポジティブ感も失われてしまったのです。

ということで、新参企業ほど、叩かれまいとマスコミに気を使って媚びを売り、新聞、テレビなどに広告費を費やしてきたのです。

シャーデンフロイデ(人の不幸を喜ぶ心理)
マスコミのひねくれた思考回路のせいで、人の失敗を喜ぶ人が増えている。

若い成功者を見ると、自分が何年働いても築けなかったものを一瞬にして築いた相手への嫉妬心から、たいした努力もせずにこいつらはと、強い敵意が沸いてくる。

マスコミは、世の中が不公平と怒りを感じている人、日常に不満があって、うっ憤を晴らしたい人などを刺激して怒りを拡大拡散させるのです。

不正の発覚などでは、その不正が自分達にとって何ら影響を受けるものでもないにも関わらず、マスコミと一緒になって正義感を振りかざし、言語道断と斬り捨て、法の番人と化すのです。

そうしてマインドコントロールされた人達の一部は、ネットでの過激な誹謗中層へと駆り立てられるというわけです。

うーん、なるほど、いつの間にかマスコミに誘導させられているということですよね。

日本マスコミの常套手段は、最初は持ち上げながらも裏では疑いを持って粗捜しをし、その脈ありとしたら態度を豹変させて感情を露わにして叩きに転じるのです。
そこからすかさず一般世論にも怒りを感染させ、それが塊となってバッシングの嵐が吹き荒れるというシナリオなんだ。
雑誌社のスクープなどにも平気で便乗するのが新聞テレビマスコミの節操の無さです。散々持ち上げておきながら裏切られたなどと言いがかりをつけて、蓄えていたネタ情報を加えて一気に垂れ流すのです。

こうして時代の寵児であった筈が、一気に詐欺師に転落、奈落の底に突き落とすのです。

初期の頃のユニクロやソフトバンクなども、マスコミから結構袋叩きにあっているし、新参者は常に標的とされるのです。

しかし、ベンチャー企業での成功者がいなかったらこまりすよね。

ITが新参者の若者達主流で成功出来たのは、ズルの大企業やジジイ達が入り込めないチンプンカンプンの世界であったからです。
それはスマホなども同じです。もう少し簡単なものだったら、ジイジイ達のひがみによって、難癖をつけて法で縛るなどして事業を奪い取られています。
マスコミもIT系となると常に進化の世界なので海のものとも山のものとも理解できなかったので、最初はケチのつけようがないということで静観したところがある。

ITの成功によって、国は、ITやAIなどの斬新なアイデアを持ったベンチャービジネスに対しては、様々な支援や優遇策を講じています。

こうして国がそれを後押しして協同組合などの団体設立の後押しをするのです。
その見返りに天下りポストが設置され、利権社会が成り立つ仕組みが出来上がるというわけです。

何故、ホリエモンさんだけ叩かれたのですか。

ホリエモンは、ライブドアでしっかりと成功を収めていたので、業界内でうまくやっていれば敵を作る事も無かった。しかし、ジジイ達の世界に侵略してきたので、総叩きとなったわけです。マスコミもホリエモンが業界内で騒いでいるうちは叩きどころがないので、このヤロウと思いながらも静観していたが、表に出てきたことで、いつものパターンでの叩きダルマにされたということです。

 

ホリエモンさんの場合は、普通の人より厳しく罰せられたという人が多いのですが。

ホリエモンの場合は、証券取引法への違反に問われることは致し方ないと思われますが、まあ、見せしめということだね。
何より、ぽっと出で大金持ちになって、近鉄バファローズの買収やフジテレビの買収などを行ったことなどで、世の中の主流のジジイ達からは許し難いクソ生意気なガキとして、物凄い反感を買っていたのです。
その主流のジジイ達、官僚や財界、政治家が国家権力と同調して、出る釘は打てとばかりにホリエモンを徹底的に叩きのめしたのです。

通常、この手の事件で2年6か月の実刑はあり得ません。もっと悪質で多額な事件でも執行猶予がついているのです。

例えば、インサイダー取引ではないが、自民党を中心に野党議員までもが拘わった戦後最大の贈収賄事件として有名な「リクルート事件」でも、中心人物の江副浩正氏は執行猶予がついた判決だったし、首相も含めて多くの大物政治家が関与していたのに、起訴もされていないのです。
これは、江副氏に重い判決を下すと、政治家達にも跳ね返るからで、釣り合いを取ったということです。

リクルート事件は、国会証人喚問が行われたほどの大事件なのに国家権力は政治家達に寛容だったのです。

マスコミのリクルート事件での扱いも、大騒ぎはしたが、何故か徹底追及とまでいかず静まり返るのも早かった。

まとめ
ホリエモンの一件はインパクトがあった、先にも触れたが、それ以降、若手の起業家達は派手さを抑え地味に立ち回るようになったのです。

今の彼らは、昔と違い、自分達を応援してくれる専門情報マスコミには、様々な情報を提供するが、通常のマスコミへの取材は警戒心のあまり極力控えるようになったのです。

利権社会に胡坐をかく連中とマスコミによって、ビジネスの世界までもが攪乱されて来たことで、日本のベンチャーは世界から後れを取ってしまった。

若手起業家が大いに実力を謳歌できる社会にならねばならないのです。

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