北朝鮮の建国と世襲の謎に迫る

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令和のサムライ通信:北朝鮮の建国と世襲の謎に迫るの巻

北朝鮮は何度も崩壊が噂されてきましたが、意外やその体制は揺るがない、とはいえ、いつまでたっても経済がひっ迫状態のままです。
そもそもどうして建国できたのか、また、どういう経緯で世襲体制が出来上がったのかを知る人は少ないようです。

今回は、日本のマスコミの拠り所である北朝鮮の成り立ちについて、報道しない自由を行使するマスコミに代わって、少しだけ簡単判りやすく触れていきます。

すべては日本のお陰
実は、北朝鮮が国家として独立を果たせたのは、日本が残した最先端の工業技術などのインフラをそのまま利用できたお陰なのです。

日本は朝鮮統治時代に最先端の技術力を投下して今の北朝鮮地域を主に工業地帯として開発していったのです。

鉄道事業、港湾事業、重工業の工場施設などを次々と建設していき、特に、世界一を誇る水豊ダム発電所を建設するなど、電源開発には最も力を入れたのです。

また、統治時代に北地域にあった東洋一の化学工場である日本窒素肥料興南工場は、朝鮮半島の発展と雇用の創出に貢献してきたのです。

それらを日本の敗戦後に金日成一派が乗っ取ることで、北朝鮮の建国が実現したわけです。これにより、当時の北朝鮮の工業発展は著しく伸び、国家経済を支えることとなった。
北朝鮮が国家樹立を果たせたのは、日本の残した遺産をそのまま継承できたからなのです。

この事実は、北、韓に遠慮して、日本マスコミは殆ど伝えません。

えっ、そうなのですか、最初に国を開いたのは、今のキム委員長のおじいさんですよね。

ただねえ、当時の金日成は、まったく無名の人物だったのだよ。
抗日パルチザン出身といっても、素性も怪しい謎の人物だった。
ソ連に亡命していた金日成は、当時のスターリンによって、北朝鮮の行政機関である北朝鮮臨時人民委員会の委員長に任命されたことで一躍中心人物の一人として注目されたというわけだ。

 

えっ、なんか突然に現れたっぽい感じなのですね。

そうなんだよ、当時の金日成は、まだまだソ連が担ぎ出した一介の人物に過ぎなかったのです。
金日成はその後、権力闘争を激化させ、多くの敵対分子を排除、粛清して北朝鮮の指導者として全権を握ることになるのです。

 

そうか、最初から北朝鮮をまとめていたわけではなかったのですね。

権力基盤を築いた金日成は、ソ連と中国の後ろ盾を受けて朝鮮半島を制圧するために、同時に建国を宣言した南朝鮮(韓国)に攻め込んだことで朝鮮戦争が勃発したというわけだ。
こうして、アメリカを中心とする国連軍と中国人民軍の参戦によって戦火は激化の一途をたどり、戦況は一進一退の泥沼状態となったのです。

 

この当時の北朝鮮を動かしていたのはソ連と中国だったという感じですね。

そう、ところが停戦後は、フルシチョフのスターリン批判をきっかけに中国とソ連が極度の緊張状態となり、対立が始まってしまった。
これによって、両国から経済支援を受けていた北朝鮮の経済はたちまち行き詰り、経済危機に追い込まれることになるのです。

 

なるほど、ここら辺から、北朝鮮の経済はおかしくなったのですね。

そうした中でも、金日成は主体思想を提唱して、徹底した思想・言論統制という恐怖政治を行い、同時に、個人崇拝を完璧なものとしたのです。
こうして、金日成は、絶対的地位を確立し独裁化を推し進めたというわけです。

 

経済はダメでも独裁体制だけは確立できたというわけか。

こうして、カリスマ独裁者となった金日成は主体思想に向けた引き締めを行うと同時に、息子の金正日に「三大革命小組」を組織させ、その責任者とすることで、息子の金正日を後継者として指名したのです。こうして、共産国家としては異例の世襲体制が出来上がったというわけです。

 

ここからキム委員長のお父さんの出番がきたわけか、その三大革命小組って何ですか。

三大革命は、思想の革命、技術の革命、文化の革命という3つで大衆を改造して行くというスローガンで、小組は中国で言う紅衛兵のこと、要は北朝鮮版文化大革命というわけだ。
小組連中は、トンム(同志)の連帯感の証として、腕に刺青をしているのだよ。


日本での帰国事業の始まり
ここから北朝鮮の情報は完全に遮断されていき、その情勢は秘密のものとされ、ベールに包まれた存在となっていくのです。

そして、朝日新聞らによって、破綻寸前の北朝鮮を「地上の楽園」と偽って、在日朝鮮人に向けた帰国事業を展開するに至るのです。

偶像化の成功
北朝鮮の体制が強固なのは、金日成という強い個人崇拝の偶像化が国民に浸透したことにあります。

そしてその偶像化をそっくり息子の金正日に継承させたことで、金王朝という牙城を作り上げたことです。

北朝鮮のような徹底した金日成の個人崇拝を行った国は、共産主義のセオリー通りに次の指導者を建てた場合、逆に、個人崇拝の偶像化は仇となってしまい、国の弱体化は免れない。

それは、スターリンやユーゴのチトーを見ても分かる。

金日成を完全偶像化するという個人崇拝の国家運営を行っていたことで、金日成の血筋のない人物では、指導者としてのカリスマ性を発揮することは難しくなる。

世襲体制という共産主義の掟破りを成功させた金ファミリーは、非常に巧妙かつ強かなのです。

まとめ
北朝鮮が崩壊しない一番の理由は、世襲体制がうまく機能したからです。

もはや、金王朝は、北朝鮮の象徴であって神格化された存在なのです。
もし、金王朝以外の人物が国家の指導者になったとしたら、崩壊は免れないでしょう。

ということで、宗教も無い、単一民族国家でもある北朝鮮は簡単には崩壊しないのです。

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