日本の怠慢:ブラック企業とパワハラの歴史3

政治・社会不信・防衛

令和のサムライ通信:ブラック企業とパワハラの歴史3の巻

ブラック企業は無くならない。
前回に続き今回も、日本からブラック企業が無くならない社会経済事情を簡単判りやすく解説して行きます。

 

ブラック企業が無くならない要因の一つとして挙げられるのが、経済活動の循環です。

日本の場合、人口が多くとも資源無き国家であることで、日本を取り巻く主要産業の数は限られてくるのです。

そうしたことで、戦後の特需や右肩上がりの景気の拡大時に産業構造の改革を行うべきであったのに、それを怠ったことで、産業のパイ自体が限界に達してしまったのです。

また、国が国策的に内需の拡大を図っても、それは既存の大企業の活性化の為になるだけで、新たな産業の構築には結びつかなかったということです。

そうなると当然、すべての労働者を健全と言える環境に効率よく配置させることは到底無理な話となるわけです。

しかし、それを賄うことが出来たのが、皮肉にも、今で言うブラック企業であったということなのです。

日本独特の経済習慣
日本には人口密度を背景とした、日本特有ともいえる経済習慣が成り立ってきた。

それは、日常生活にあって、無くても困らない、いつ無くなってもいいような産業や企業が次々と現れては消えていくという経済活動の循環です。

こうして現れる業種や企業は、衰退する業種の代わりであったり、その時代にマッチしたものであったり、新たな開発であったり、列島改造論ブームなどの不動産投資会社であったりと様々なものなのです。

その業態や企業の寿命は、入れ替わりの新興企業以外は、せいぜい10年、出来ては無くなり、次が現れるというサイクルが繰り広げられてきた。

そうした会社は、最初からブラックなのですか。

中には、社員を大量採用して華々しくスタートするが、資金繰りが瞬く間にショートして僅か2,3年で消えていくというベンチャーが多かった。
こうした企業は、最初の時点だけは社員に高給を与え、派手に大盤振る舞いをするのだが、中身が伴わない虚栄のあまりのことなので、たちまち給料も支払えないブラックへと大変身するのでした。
こうした企業、業種は、本物になるケースは1割にも満たないのです。

主要産業からあぶれた労働者の何割かは、こうした企業に当て嵌められてきたわけです。

これらの企業の殆どがブラックと言ってもいいでしょう。日本の企業の2割以上は常に水物なのだということが理解できます。

 

そうか、これではブラック企業は無くならないわけだ、なんか虚しくなってきますね。

因みに、外国の場合は、手っ取り早く外国に出稼ぎに行くのが定番で、国がパイプ役を務めて労働者を送り込む、これは外貨獲得の為の国策でもあるのです。
しかし、戦後の日本は敗戦国の負い目があるので、国は南米以外では外国での就労には懐疑的で、国内に活路を見出すしかなかったのです。
こうしたことで、人口の多い日本は特異な経済活動の流れが出来上がり、こぼれた労働者達は劣悪な企業に従事してきた背景があるのです。

 

ブラックから健全な会社になることはないのですかね。

仮にその業界や経営が本物に成れれば、協会・団体の設立が指導され、国からの助成や既得権が与えられるのです。そうなると、必然的に労働者の待遇も改善され、ブラックから健全企業となることに繋がるのですが、しかしそれは、稀なことだと言うことです。
ユニクロなども初期の段階では、ブラックであると散々叩かれたし、ワタミや楽天も未だにブラックの烙印を押されています。

これだけを見ても、日本からはブラック企業が無くならないのが読み取れます。
要は、新興企業に労働者を手厚く扱う習慣はないということです。

何故、これらの新興企業がブラックになりやすいのか
彼らの本音は、起業したては、経営が軌道に乗るまでは社員の福利厚生などには構っていられないということです。

また、起業と言うサバイバルの世界で、従業員に優しい経営者では、事業を成功に導くことは難しいということ、そうなると社員の待遇は二の次になってしまうのです。

こうした経営者は社員にもハングリー精神を求めてくるのです。

いい人材を集め、ダメな人間は使い捨て、人を効率よく使うことが、成功に結び付いてくると考えている。

起業独立したら、経営者は後がない、従業員は、いくらでも他に行くところがあるが、経営者はそうはいかないという身勝手な論理です。

どうしてこんな会社が次々と現れるのか
国は、経済を循環、持続する為に「起業」を応援するが、そうした中で、どうでもいいような企業も参入してくるということ、しかもその割合が8割以上なわけです。

しかし、その使い捨てのダメ企業も雇用に結びつける貢献?をしていることで、黙認されて来たところがあるのです。

テレビマスコミは、ブラック企業を擁護している
若者の就職難や貧困に対して、テレビのコメンテーター達はさも、職を選び過ぎているからで、贅沢を言わなければ仕事はいくらでもあると指摘するが、これはブラックばかりの転職市場の実態をまるで判っていないノー天気な発言です。

よくテレビで評論家の森永さんなんかは、「今は人手不足なので、仕事を選ばなければいくらでも就職口はあるし、もっとじっくり探せばいい企業は見つかる」とか、若い人が、わがままみたいな発言をしているのを聞くのです。

えっ、森永って、あの出来そこないの、ポンコツタヌキ野郎のことかい?
だいたい、あんにやろうの予測は、受け狙いばっかで当たったためしがないんだよな、
働いていれば何とかなるという発想自体も今の時代には通用しなくなったことを理解していない。
そもそもブラック企業で従事する人は、カツカツの生活を送っていて貯金もままならない人が多いのです。
そういう人達は、次の職をじっくり探す余裕もないのです。
仕事にあぶれたら即、次の職を見つけないと生活が成り立たないわけです。

まとめ
日本独自の経済活動の循環として、持続的流動を促す一環がブラック企業では、経済大国の名が廃れ、恥ずかしさしか脳裏に浮かばない。

転職してもブラックが待ち受けているというブラックの連鎖、若者のワーキングプアは、現実に続いているのです。
酷いブラック企業に拘ってしまったら、心も体も蝕まれて精神が壊れてしまいかねない。

そもそも、人手不足はアルバイト系の職種が主で、日本の主要産業や大企業が人手不足になっているわけでは無いのです。

ネットやSNSの普及によって情報が透明化されたことで、人手不足に陥っているのはブラック企業そのものであることは誰でも知るところです。

国や野党はこの実態をいつまで放置し続けるのか、国民を侮辱するのもいい加減にしろ!!

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