都会を発展させたのは田舎っぺだった

ど田舎・本格田舎暮らし

海ヒト人:悪しき先入観、地方人は田舎者にあらず、地方人は都会の繁栄の洗掘者であった

都会を発展させたのは田舎っぺだった
私は東京生まれ、若い頃の私は、地方出身者との接点がまるでなかったので、彼らを時代遅れの田舎っぺと半分小馬鹿にした目で見ていたのです。彼らは確かに最初の頃は田舎っぺ丸出しだった、ところが、ところが、彼らの順応力と変身ぶりは凄かったのです……。

 

私は東京の深川の生れ、高校までは田舎の人を田舎っぺとバカにしていたのです。

しかし、それから2年も経たないうちに自分自身が東京の田舎っぺであることに気付かされたのでした。

 

ということで、私は東京生まれなので、地方の人との接点はまるでなかったのです。

ところが、大学に入ると、半分以上の学生は全国から集まってきた地方出身者となるので環境は一変したのです。

なにせ、田舎の状況はテレビで見るくらいなので、失礼ながら東京よりは50年近く遅れているようで、彼らは明治時代の人間なんじゃないかみたいに思っていたわけです。

 

初めて授業で相対した印象は、田舎っぺ丸出し、しかも人によっては、何をしゃべっているのかも意味不明、うわーっ、こんな連中が同級生かよー、てな感じでした。

なので、初めの頃は、同じ付属出身の連中とつるんで、田舎もんを遠ざけていたのです。

都会人は田舎者をバカにして相手にしない、それを見透かして田舎もんは田舎もんでつるみ出すという構図が出来上がったわけです。

 

ところが、都会人で構成されている付属出身者は私も含めてエレベーターで入学してきた頭の足りない奴ばかりなので、授業について行けないわけです。

そうしたことで、振るいに掛けられ進級も出来なくなり挫折する奴が続出、あっという間に少数勢力となるのでした。

 

そんなこんなで、田舎連中との交際が始まるのでした。

ところがどっこい、彼らの成長ぶりは驚く限りなのです。

彼らは引っ込み思案なのかと思いきや、かなり好奇心旺盛で行動範囲も広く、どんどん都会の便利に慣れ同化して行くのです。

ピザの食べ方が判らなくて、店員に箸をくれと言っていた、あの田舎っぺが、何でこんなに変わっちゃうのだろうと仰天したものです。

 

あっという間に都会生活の糧も身に着け、ファションや流行りにも敏感に反応しているし、都会人などより数段大人だと気づくのでした。

 

特に女性の場合は、ファッションセンスに目覚めて大胆に変身する女性もいて、あれよあれよと見違えるようになっていくのです。

 

 

最初の頃の自信の無さはどこへやら、すっかり垢抜けした田舎っぺども、もはや方言も消え、都会人の方が田舎っぺに見えるくらいだ。

 

一方、都会人はどうしたかというと、どいつもこいつも、悲しいくらい変わり映えもしなくて昔のままなのです。

そもそも、変わるきっかけもないので、変わりようがないのです。

これは、親元から通う大甘の都会人と下宿の苦労を伴いながらも自由を謳歌する田舎人の違いです。

 

田舎っぺを散々バカにしていた都会人でしたが、成れの果ては大きく引き離されて都会の田舎っぺになり下がるのでした。

この時に判った、都会のセンスを作り上げてくれているのは田舎人のパワーなのだと。

 

考えてみたらデザイナーやファッション関係の人達なんかも田舎出身の人達が多いわよね。

 

いや、それどころじゃないよ、音楽関係を見てもそうだし、芸能界全般もそう、それこそ知識人にしたって地方人ばかり、彼らはとにかく新しいものを作り上げようという精神が旺盛なので、ネイティブとは気迫がまるで違うのです。

 

知らない土地だから大胆に動ける、そんなことができるのは東京だけです。

田舎を都会人が変えることは出来ないが、都会は田舎人が変えることが出来るのです。

 

東京を良くしてくれたことを改めて感謝したい、有難う田舎っぺ。

 

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