アメリカの真の独裁者フーバーFBI長官にせまる

アメリカの不思議と疑問

今回は、6人の歴代大統領が最も恐れた謎の人物、初代就任から亡くなるまでFBI長官であり続けたエドガー・フーバーの謎にせまり簡単、判りやすく解説して行きます。


移民国家であるアメリカが一つにまとまり、世界を支配するほどの強大な力を発揮できるのは、自由な中にも法の定義と厳格さがあるからです。だから、アメリカ大統領は任期4年で2期までと定められており、独裁は許されないのです。

我々は、それがアメリカであると信じ込んでいた、しかし、そんなアメリカの厳格さにも抜け穴が存在したのです。
それこそが、FBI初代長官から48年間にわたって死ぬまで長官であり続け、大統領以上の権力を持ったエドガー・フーバーという妖怪です。

警察権力を牛耳った人物と言えば、ソ連の警察組織を束ねたNKVD(内務人民委員部)のべリヤやナチスドイツ親衛隊のヒムラー、そしてゲシュタポのミュラーの名があがります。

しかし、これらの人物も遥かに霞むくらいに権力を謳歌したのが、1924年のFBIの創設から長官を務め、1972年に亡くなるまで48年間にわたってFBIの長官であり続けた怪人物エドガー・フーバーなのです。

えっ、まったく知りませんでした。アメリカでの話ですよね、それって法律違反なんじゃないですか。

アメリカのFBIという誰もが知る超エリート集団である連邦警察組織を一人の人物が独占していたことは、誰もがおかしい何故?と気付いていたのです。議会にかけて承認されたら出来たのでしょうが、フーバーや組織への恐怖心から誰も触れたがらない。結局、フーバーが亡くなるまで問題視されずスルーしてきたのです。

当然、歴代大統領の中には異を唱える人もいたのですが、何故か追及はしりすぼみとなり、議会に至っても消極的で、日常意気盛んなメディアにしてもここには踏み込まないのです。

フーバーは、FBI最高権力者の顔だけでなく、政治に関与し、大統領おも恫喝し、議会にも顔を利かせ、更には、著名人や俳優などのスキャンダルも暴いてきたのです。フーバーとはいったい何者なのでしょうか。

フーバーは、ルーズベルト、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソンと、亡くなるまで6代に及ぶアメリカ大統領の下でFBI長官として権力を握り続けたのです。

何故、民主国家のお手本であるアメリカで権力の独裁が可能だったのか
それはフーバーは、大統領も上院・下院議員、州知事、メディアも黙らせるほどの知恵があったからです。

歴代大統領の殆どは、就任前からフーバーにすべての過去を握られていたのです。
フーバーは、政治家達の生い立ちから、学生時代の女性関係、集会への参加の過去など、FBIは盗聴器を仕掛けるなどして秘密裏にすべてを事細かく調べ上げているのです。

一番は、知られたくない過去、子供の時代の不祥事、スキャンダルな出来事や、同性愛、薬物使用、逮捕歴、はたまた、父母や兄弟、親戚などの政治経歴や犯罪歴など、
政治家は自身や身内の過去をほじくり返されることを一番嫌がる。
誰にも叩けば誇りが出るところをフーバーは巧みに突いていくのです。

フーバーは大統領だけでなく、上下議員、州知事までも手中に抑えているのです。なので、フーバーの独裁は議会で追及されるどころか問題にもされないのです。
その調査情報は、共和党、民主党の上下議員だけでなく、それどころか若手の候補者にも及ぶという徹底ぶりです。

候補者に対して、薬物使用の過去を我々は知っているよ、と捜査官がほのめかしたら、もうFBIには絶対に逆らえない。逆らった場合は、調べ上げた詳細なデータをマスコミに垂れ流して失脚させるのです。

さらに、フーバーの情報網は、マフィアにも及んでいます。そもそもFBIは表向きマフィア撲滅をスローガンとした組織でもあるので、マフィアはフーバーを一番恐れているし、フーバーとマフィアは裏でつながってもいたのです。

大統領もフーバーに依頼していた
また、実は逆に現役大統領側もフーバーを頼ているのです。
それは、
大統領の権限を越えた表沙汰には出来ない調査をフーバーに依頼していたケースも多いのです。
例えば大統領のスキャンダルを追及する政敵の動向をFBIを使って調べ上げて、相手を黙らせることもしばしば起こっているのです。
こうしてフーバーには頭が上がらなくなるのです。

また、メディアの場合は、FBIの情報網は格好の飯の種なのです。それこそFBIを怒らせたらメディアは干上がってしまうので、フーバーにとってメディアを懐柔することなど一番簡単なことなのです。

フーバーはメディアも巧みに操った
実は、フーバーは、メディアを使ったプロパガンダの天才でもあるのです。

メディアを意のままに使い、FBIは、先端技術を検視したテクノロジー組織であるという、あたかも科学捜査で犯罪を解明するのがFBIであるなどと誇大的な工作も行っているのです。

さらにフーバーはテレビメディアをフルに使い、FBIはアメリカ国民の正義の味方であるということを強調するドラマを流し、FBIの科学的な捜査によって数々の重大事件の解決が図られたことなどをノンフィクションタッチで放送し、FBIが特別なエリート集団であるという伝説を作り上げたのです。

こうしてフーバーは、FBIの組織は強大不滅であること、そして先端科学技術を検視してあらゆることが解明出来る特別な存在であることをアピールし、暗黙的な恐怖心も植え付けたのです。

もはや、フーバーFBIには誰も逆らえないのです。フーバーを取り調べることが出来るのは、フーバー自身しかいないのです。
アメリカを裏で動かしていたのはフーバーなのかも知れません。

フーバーとは一体何者
フーバーの私生活は謎に包まれているのです。
フーバーには女性の影は一切なく、母親と二人きりの生活を送り、生涯独身を貫いたのです。

死後にあかされたのは、噂された金への執着とギャンブル好きというくらいで、フーバーの私生活は秘密だらけなのです。
フリーメーソンの会員であったことは知られていますが、自分の生活は決して見せないことを徹底した人物といえます。

同性愛者の噂
フーバーはFBIナンバー2のクライド・トルソン副長官とは、常に行動を共にしており、双子の様な関係であったと、かつての部下達は証言するのです。
クライド・トルソンも生涯独身であり、フーバーとは、毎日昼食を共にするなど、異様なくらいの関係であったのです。

当然、この二人は同性愛者であると噂されますが、それはFBI内部ではタブーとされた。
ナンバー1とナンバー2の同性愛者が牛耳るFBI組織、これだけでも驚きの話です。

そして、すべてのことをこの二人が決定し、ナンバー3として5、6人の副長官格をトルソン副長官の下に配置させ、徹底して後継者を育てない体制を引き、フーバーに忠誠を誓う部下だけを育て、逆らう職員は即刻解職させられたのです。

フーバーの執念深さと不気味さ
フーバーは、極端な白人至上主義で、ケネディ兄弟やキング牧師を特に毛嫌いしていました。
ケネディ大統領や弟のロバート・ケネディ司法長官の暗殺には、フーバーが関与しているのではという噂まで立ったくらいです。

また、キング牧師やアインシュタインまでも、共産主義者であると疑い盗聴器を仕掛けて徹底して調べ上げたことも有名です。
あのマリリンモンローの死も、フーバーが関与しているのではという噂もあるのです。

これって、本当にアメリカの話なのですか、何か別な国の話を聞いているような気がしてきます。大統領が何も言えないとなると、裁判所とかはどうなのですか。

大統領や議会がフーバーに頭が上がらないのでは、裁判所が動くわけにもいかないのです。フーバーに逆らえば、判事なんてFBIという超強大権力に押し潰されてひとたまりもないし、もし、このタブーに触れたら大統領自らが判事を罷免するでしょう。なので、判っていても誰も失脚を恐れて異を唱えなかったのです。

まとめ
アメリカとは、実に不思議な国です。このようなことが民主主義の代表と言われるアメリカにおいてまかり通っていたことは異様としか思えません。

今回は、アメリカの不思議、FBIを支配した妖怪フーバー長官に触れてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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